都内へ積極的に出店しているアパホテル。年末にアパホテル<八丁堀駅南>に宿泊した時点で、都心に8棟のホテルを建築・設計中だったのですが、そのうちのひとつ「アパホテル<神田駅東>」が3月16日にオープンしましたので、オープン初日に早速宿泊してきました。
便利な立地の新しいビジネスホテル
今回宿泊した「アパホテル<神田駅東>」は、地上12階建、洋室158室/シングル130室・ダブル27室・ツイン1室の宿泊特化型のビジネスホテルです。シングルルームが広さ11平米、部屋もバスルームも正直狭いのですが、ある意味、最近のリーズナブルなビジネスホテルの典型ともいえます。
室内のデザインや設備などは、最近のほかのアパホテルと同じような感じになっており、アパホテルのリピーターであればいつもと同じように宿泊できます。
最寄駅の神田駅は東京駅から1駅、地下鉄の駅も周辺に複数あり、地方からも都内へもアクセスが良好です。また、秋葉原や日本橋も徒歩圏内ですので、この方面への出張などにも便利かと。
それでは、実際に宿泊した様子は、以下から。
神田駅から徒歩5分
「アパホテル<神田駅東>」の主な最寄駅は、JRと地下鉄銀座線が利用できる神田駅。ほかに、地下鉄新宿線・岩本町駅、地下鉄日比谷線・小伝馬町駅、JR・新日本橋駅。いずれの駅も徒歩5分から6分となっています。
今回は、神田駅から「アパホテル<神田駅東>」まで歩きます。公式サイトでは、「JR『神田駅』東口より右手、今川橋交差点を左折して徒歩5分」となっています。
今川交差点を左折後、
しばらく歩くと、こんな感じでホテルが見えます。公式サイトの通り、実際に歩く時間は、ほぼ5分くらい。途中、信号待ちなどがあり、実際は5分プラス数分で着きます。
チェックイン
フロントにて受付、宿帳への記入を行います。なお、以前にアパホテルを利用したことがあり会員カードを持っていれば宿帳への記入は不要です。ルームキーは、カードキーになっており、フロントで受け取ります。カードキーには、部屋番号は書かれていません。
朝食は、和食・洋食のプレート料理になっており、どちらかを選ぶようになっています。チェックインの際に、どちらにするかたずねられます。今回は、洋食を選びました。で、「洋」と記入された朝食券を受け取ります。
支払は前金制です。自動精算機にルームキーを入れて精算を行うと、発行されるレシートに部屋番号が記入されています。
エレベータは、セキュリティエレベータになっており、1Fでは、ルームキーをかざさないと作動しません。
今回は、4階の部屋です。廊下は、こんな感じになっています。
ルームキーをかざしてカギを開けます。
客室は狭いながらも快適
扉を開けたら、まず、扉横のホルダーにルームキーを入れると部屋の電源が作動します。
入口の右側がユニットバスというよくある間取りです。
今回宿泊する部屋は、シングルルームで広さ11平米 、ベッド幅120cmのセミダブルベッドが設置された部屋。
部屋に入った感想は、11平米という数値なりの広さ。つまり、狭い。デザインは、モダンで今時のビジネスホテル。カーペットと壁紙のストライプが印象的です。入口側から窓側へストライプを入れることで部屋が広く見えるような視覚的効果があるのかも。
新築かつオープン初日ですので、当然、なにもかもが新しくキレイです。
照明は若干暗い感じがします。ただし、机、ベッドなどにはスポット的に照明があり、読書などで困ることはありません。
天井は少し高め。
居室のほとんどのスペースをベッドが占めています。
机は、パソコンと書類を並べる程度の広さはあるものの広々とはいきません。奥行きは狭く、幅も広くありません。冷蔵庫の上が袖机のようになっていて、これがなかなか便利です。机のうえに照明があり、充分な明るさが得られます。
机には、コンセント1口。コンセントはほかに、ベッドボード1口、バスルーム1口、壁面にはなし。
LANケーブルは用意されています。
ほかに、メモ、電話(外線発信可能)、湯沸かし、お茶、カップ、冷蔵庫、消臭スプレー、
引出の中にドライヤー。
冷蔵庫は空。
机の下にゴミ箱。位置的に使いにくいです。
ベッドはこんな感じ。
浴衣です。
折り鶴が置いてありました。
マットレスは、米国シーリー社との共同開発したアパホテルのオリジナルマットレス「Cloud Fit」、だそうです。
エアコンは、天井に埋め込まれているタイプ。加湿機、空気清浄機などはありません。
その他備品などをざっと見ると、スリッパと中敷き、
荷物を置くアレ、ただし広げると余計せまくなる
靴べらは、冷蔵庫とベッドのすき間に。つかいずらい。というか靴を履くときに探しました。
ハンガーは、入口近くにこんな感じで、
その向かいが、姿見。
バスルームの扉は、すりガラスのようになっています。
バスルームも狭いです。新しく、キズ、汚れがなくピカピカです。
大きなカガミが使われており広く感じるようになっています。洗面の上の部分は曇り止めになっています。ヒゲを剃るときとかに困りません。
トイレは、温水洗浄便座。操作パネルは、ワイヤレスリモコン式。
バスタブは狭いです。足を軽く抱えて入る感じ。深さはあります。曲線を採用し、狭いなりに快適なバスタブになるような工夫が見られます。頭の所に、ヘッドレストのようなものがあります。ただ、この位置に頭がくるような姿勢をとるには、かなり窮屈にヒザと腰を曲げる必要があり実用性は疑問です。小柄な女性であれば問題なく使えると思いますが。
アメニティは、歯ブラシ、カミソリ、くし、
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ。
自販機コーナーなど
館内の施設には、自販機、電子レンジ、製氷機、コインランドリーがあります。
各階の廊下には、ズボンプレッサーも。
あと、1階がダイニング&バーになっており、ランチ、ディナーなどの営業をしています。
朝食は、和食・洋食のプレート
朝食は、1階のダイニング&バーになります。
和食・洋食のいずれかから選ぶプレート料理。フリードリンクになっており、オレンジジュース、牛乳、コーヒー、お茶がありました。
今回は、洋食のプレートを選びましたが、バランスが良く、量も充分。味もおいしく満足しました。値段は、前売:1,050円(税込)/当日:1,260円(税込)となっており、内容とホテル内での朝食であることを考えれば、高くないと思います。
一部の部屋は、騒音が気になるかも
周辺は、ビル街。飲食店は、近隣にもありますし、神田駅方面へ行けば多数あるので、食事などに困ることはない場所です。
ホテルの前は、昭和通りという大通りになっており、交通量もあります。また、昭和通りの上には首都高(高速道路)が走っています。このため、ホテル前は、車の騒音がかなり大きいです。
そうなると、室内の騒音が気になるところですが、実は今回宿泊した部屋が騒音の大きい部屋でした。
位置的に道路側に面した部屋で、なおかつ高架と同じような高さにあったため、目の前が首都高になっていました。ベッドに寝ていても、車のエンジン音が時々聞こえ気になりました。ということで、正直なところなかなか寝付けない夜になってしまいました。静かな部屋でないと眠れない人にはかなり厳しい環境と思います。
ただし、道路側に面しているのは建物の一部です。また、高層階になれば音も届きにくくなるでしょう。ですので、騒音の心配があるのは、ホテル内の一部の部屋に限られると思います。ということで、音が気になる方は、予約時に部屋を指定するなどすれば問題ないと思います。
さて、今回宿泊したアパホテル<神田駅東>ですが、この記事を書いている時点では、オープン価格ということもあってか、周辺と比べて同等か安い価格設定になっています。出張者にも人気があるクオカード付きのプランやVODカード付きのプランもちゃんとあります。あと、個人的には朝食もおすすめです。そして、何よりも新築のビジネスホテル。部屋やバスルームが狭いのは難点ですが、その辺りが許容できれば、快適に過ごせるビジネスホテルかと思います。
- 住所:東京都千代田区岩本町2-153-2
- 交通・アクセス:JR神田駅から徒歩5分、地下鉄銀座線・神田駅から徒歩6分、地下鉄新宿線・岩本町駅から徒歩5分
- アパホテル<神田駅東>の紹介ー東京ビジネスホテルマップ